ペットを飼っている人がマイホーム購入で気を付けること
2020年02月18日賃貸マンションではペット飼育可能な物件も最近では増加していますが、集合住宅の性格上何かと隣人や階下の住民などに気をつかう毎日です。飼育可能な条件でもペットが苦手な方もいるかも知れませんし、無駄吠えなどの近所迷惑にならないかと肩身の狭い生活を余儀なくされがちです。この点一軒屋では、集合住宅のような気遣いからは解放されるので、どうせならペットも快適に住むことが出来る空間や間取りを実現できれば理想的です。室内飼いが主流になっている現代にあって、マイホーム購入に当たって注意するべきポイントを検討してみましょう。
家族同然の存在とも言えますが、人間と動物とは暮らしやすさのポイントは異なります。間取りを検討するにあたっては、ペットと空間を共有する場所と、そうでない場所を意識することが重要です。リビングは共有することに問題はなくても、キッチンなどはペットにとって誘惑される食材などが豊富なのと同時に調理器具など、接触すると危険なものが混在する空間です。また赤ちゃんなどの年少時がいる家庭では思わぬ事故の可能性も想定する必要があります。ペットとの生活を前提に間取りを撮るのが理想ですが、ペットフェンスなどを活用することも対策になります。ペットフェンスを効果的に配置することで、事故を防止しながら良好な関係を築くことにつながります。
またペットと人間とでは回遊動線が異なります。回遊動線とは、屋内で自然と通る道筋のことです。人間では階段を利用して上下空間の移動をすることになりますが、猫の場合優秀な跳躍力を持っているので階段などは不要です。階段とは違って、猫などが身体を移動させるポイントを配置するのは動物の回遊動線に優しい仕様といえます。
マイホームでペットと生活を共にする中で注意を払いたいのが床材の選択です。床材が滑りやすい素材だと怪我をしたり、背骨にダメージを与えるなどの悪影響が懸念されます。そこで床材を選ぶときは滑りにくいことと、手入のしやすさや安全性に配慮するのが必須です。毎日の散歩の折などは外出することになりますが、あると便利なのが玄関土間収納です。特に犬などは散歩にでてから終了して室内に戻るときは肉球が汚れているので、一度きれいにしてから室内に上げるという手間が必要です。玄関土間収納に散歩から帰宅したときの、グッズを納めておけば直ぐに清潔な状態でペットを屋内に入れることが出来ます。欠かせない散歩だからこそ、手間がかからない工夫を怠らないのがポイントです。